「大きな地震が来たら、わが家は大丈夫だろうか」。京田辺市で長く住んできた家の耐震性が気になったら、まずは家の状態を調べる耐震診断から始めましょう。見た目がきれいでも、壁の配置や柱のつなぎ目など、外からはわからない部分に弱点があることもあります。
市の制度を利用すると、条件に合う木造住宅は自己負担3,000円で診断を受けられます。診断の結果を見てから、必要な補強と予算を考えていきます。この記事では、その進め方を順に紹介します。
※補助制度は2026年9月10日時点の公式案内に基づきます。予算額に達した場合、受付が期限前に終了することがあります。
中井建設には、耐震工事や補助金について多くのご相談が寄せられています。ご相談は無料です。「まず何を調べればよいか」という段階でも、お住まいのことをお聞かせください。
目次
耐震診断の前に、手元の資料を探してみましょう
| わかると役立つこと | 手元で探すもの・思い出しておくこと |
|---|---|
| 家を建てた時期 | 購入時の資料、建築確認通知書など |
| 今の間取りと過去の工事 | 図面、増築や壁を取り払った時期のメモ |
| 気になっている傷み | 雨漏り、床の傾き、ひび割れなどの場所 |
建築確認通知書は、家を建てる計画が法令に合っているか、確認を受けたことを示す書類です。見つからなくても、それだけで相談をためらう必要はありません。市の診断制度には、建築図面がない場合に使う間取り図の様式も用意されています。
以前に部屋を広げたり、水回りを移したりしたことがあれば、その工事も伝えてください。図面と現在の家が違うと、調査する場所や補強の考え方が変わります。
京田辺市の診断制度は、自己負担3,000円。対象条件も確認を
| 項目 | 木造住宅耐震診断士派遣事業の主な内容 |
|---|---|
| 対象となる住宅 | 1981年5月31日以前に着工し、すでに完成している市内の木造住宅 |
| 住宅の使い方など | 各階の床面積を合計した「延べ面積」の半分以上が住宅部分。工法などにも条件あり |
| 申込時の確認 | 市指定の自己診断が合計10点未満であること、市税の滞納がないことなど |
| 自己負担 | 1戸3,000円 |
| 2026年度の期限 | 12月10日。予算に達すると期限前でも終了 |
「診断士派遣」は、市の制度を通じて専門家が住宅を調べに来る仕組みです。表の自己診断は申込時のチェックで、専門家が行う耐震診断の結果とは別のものです。
市は、派遣時期を申請からおよそ1か月後と案内しています。リフォームの予定がある場合は、工事日を決める前に診断の日程を相談しておくと進めやすくなります。
3,000円は市の制度を利用した場合の自己負担額です。中井建設へ直接診断をご依頼いただく場合に、一律で3,000円になるわけではありません。申込条件と手続きは、京田辺市「木造住宅耐震診断士派遣事業」をご覧ください。
診断結果は、数字と補強が必要な場所を一緒に見ます
診断書で見かける「評点」は、地震に耐える力を数値で表したものです。工事でどこまで改善するかを考える目安になりますが、数字だけで工事内容は決まりません。説明を受けるときは、次の3つを聞いてみましょう。
- どの階の、どの方向に弱さがあるか
- 傷んだ木材やひび割れなど、補強と一緒に直す場所はあるか
- 提案された工事で、家全体がどこまで改善するか
中井建設の耐震診断では、ひび割れや傾きに加え、筋交い(柱の間に斜めに入れる補強材)やシロアリ被害なども調べます。詳しい調査内容は耐震診断のご案内で紹介しています。
たとえば、使っていない部屋の壁だけを補強しても、家全体の弱点を補えるとは限りません。費用だけでなく、補強する位置と工事後に残る課題まで説明を受けて選ぶことが大切です。
今の暮らしやリフォーム予定に合わせて、補強方法を考える
| 住まいの状況・ご希望 | 検討できる工事 |
|---|---|
| 室内の工事範囲を抑えたい | 壁や押し入れなどを利用した補強 |
| キッチン・浴室も新しくしたい | 水回りの工事で壁を開ける際に行う補強 |
| 外壁の傷みも直したい | 外側からの壁の補強 |
| 屋根を新しくする予定がある | 軽い屋根材への交換 |
耐震改修とは、壁や柱のつなぎ目などを補強し、地震に耐える力を高める工事です。必要な方法は家ごとに異なりますが、リフォームの予定があれば、壁の解体や仕上げを戻す作業をまとめられることがあります。
新しいキッチンを入れた後で、その周囲を耐震工事のために壊すのは避けたいところです。水回りや外壁も直す予定なら、耐震診断の段階で一緒に相談しておきましょう。
屋根の「葺き替え(ふきかえ)」は、今の屋根材を撤去して新しい屋根材に替える工事です。軽い屋根にする方法もありますが、それだけで必要な耐震性を満たせるかは診断結果によります。施工例は中井建設の耐震改修工事の種類をご覧ください。
「お風呂も古くなっている」「壁紙はできるだけ残したい」。そんなご希望も、補強計画を考える手がかりになります。耐震工事とリフォームをまとめて無料でご相談いただけます。
工事費は、補助金を引く前の内訳から確かめましょう
| 費用の区分 | 見積もりで見るところ |
|---|---|
| 診断・設計 | 調査、報告書、補強計画にかかる費用 |
| 補強工事 | 補強する場所と工事の内容 |
| 解体・復旧 | 壁を開ける範囲、壁紙や床を戻す範囲 |
| 同時に行うリフォーム | 設備の交換や内装変更にかかる費用 |
耐震工事の費用は、広さだけでは決まりません。補強する場所の数や傷みの程度、内装をどこまで直すかでも変わります。「工事一式」の総額だけでなく、上の内訳を分けてもらうと、必要な工事と予算を比べやすくなります。
京田辺市の耐震改修補助は、工事の区分で上限が変わります
| 工事で目指す状態・区分 | 補助額 |
|---|---|
| 本格改修:評点1.0以上へ | 耐震改修工事等に要した費用の額(上限115万円) |
| 本格改修:評点0.7以上1.0未満へ | 対象費用の80%、上限100万円 |
| 簡易改修:一定の耐震性向上を図る工事 | 対象費用の80%、上限40万円 |
簡易改修は、建物全体を本格的に補強する工事とは、対象となる内容や目指す状態が異なります。評点1.0以上を目指す計画も含め、それぞれの費用と改善の程度を比べましょう。評点は、将来の地震で被害が出ないことを保証する数字ではありません。
補助には、原則1981年5月31日以前に着工した完成済みの木造住宅であることや、税の滞納がないことなどの条件があります。一般の設備交換費まで、すべて対象になるわけではありません。
2026年度の申請期限は12月10日です。契約済み・着工済みの工事は対象外なので、契約前に京田辺市「木造住宅耐震改修等補助事業」で手順を確かめてください。窓の断熱なども考えている方には、京田辺市のリフォーム補助金を紹介したコラムも参考になります。
工事中に住めない場合は、無料の仮住まいをご相談ください
- 工事中も使える部屋や通路が残るか
- 浴室・トイレ・キッチンが使えない期間はどのくらいか
- 騒音やほこりの影響を受けずに過ごせるか
住みながら工事ができるかは、補強する範囲と生活に必要な場所を確保できるかで変わります。中井建設では、リフォーム中に今の家で暮らすことが難しいお客様へ、社有の仮住まいを無料で貸し出しています。
家賃だけでなく、敷金・礼金、駐車場代、水道・光熱費も無料です。冷蔵庫・洗濯機・エアコンや家具を備え、家財の一時預かりも自社倉庫で無料で行っています。部屋数に限りがあり、お待ちいただく場合もあるため、工事時期を考える段階でお申し付けください。無料仮住まい・補助金サポートの詳しいご案内もご覧いただけます。
京田辺市の耐震診断・耐震工事でよくある質問
図面や建築時期がわからなくても相談できますか?
はい。手元にある資料と、わかる範囲の情報をお知らせください。市の診断制度に申し込む際は、必要な書類を別途確認します。
診断を受けたら、すぐに工事を決める必要がありますか?
まずは結果の説明を受け、補強の必要性と費用を把握しましょう。診断と工事は別の段階です。診断を依頼するときに、費用や業務の範囲も確かめておくと安心です。
1981年6月以降に建てた家も相談できますか?
はい。市の補助対象かどうかと、住まいの安全性の相談は別です。増改築や傷みが気になる場合も、お住まいの状況をお伝えください。
無料相談には、耐震診断の費用も含まれますか?
無料なのはご相談です。診断や設計、工事の費用は、内容や利用する制度によって異なるため、個別にご案内します。
仮住まいは必ず利用できますか?
部屋数に限りがあるため、ご希望の時期に空きがあるか確認が必要です。利用を希望する場合は、工事の日程を決める前にご相談ください。
まずは、気になっていることをお聞かせください
「地震が心配だけれど、大がかりな工事になるのか不安」。その段階からご相談いただけます。中井建設では、京田辺市の耐震診断・耐震改修に対応しています。家の状態や費用、工事中の暮らしを一つずつ整理しながら、工事の進め方を考えていきます。
築年数や過去の工事、今のお困りごとを、わかる範囲でお知らせください。補助金の利用や仮住まいのことも、同じ窓口でご相談いただけます。